氷中貯蔵熊の涙とは


2021年3月28日 CBCニューステレビで紹介されました

2021年3月28日 東海テレビニュースで紹介されました



「氷中貯蔵 熊の涙」は当店のみの限定販売につき、平瀬酒造のホームページの商品一覧ページには記載されておりません。

「氷中貯蔵 熊の涙」の商品説明・ご案内は当サイトをご覧ください。

商品詳細


3分で解説!熊の涙とは!?

氷中貯蔵酒 樽出し体験!


■日本で唯一の貯蔵法で熟成された日本酒

 「氷中貯蔵」が行われるののは、岐阜県高山市朝日町胡桃島の秋神温泉にある「氷点下の森」で行われます。この地は、飛騨高山の冬の風物詩として毎年冬期には多くの観光客が訪れます。

 貯蔵蔵ごと凍らせてお酒を冬眠させる「氷中貯蔵法」は、極寒で豊富な山水が利用できる環境でなければできません。冬はマイナス10度を下回るほどの「氷点下の森」だからこそできる日本で唯一の貯蔵方法から生まれたお酒。他では真似できない商品価値があります。


■「氷中貯蔵 熊の涙」は12月中旬に氷点下の森で冬眠を開始


 氷点下の森の氷は天然の山水を木や構造物にかけて作られる訳ですが、簡単にできるものではありません。氷点下の森は飛騨高山の中でも、さらに山奥の里山に位置します。

 さらに十数キロ離れた御岳山の麓から、専用のホースをつなぎ合わせ、大量の山水を運搬します。氷の守人小林徳博さんを中心に、秋神温泉の従業員が毎晩氷のオブジェに水をかけて、少しずつ氷柱を大きくしていきます。

 マイナス10℃を下回る氷点下の環境、御岳山の恵みの山水、そして何より従業員の熱意と努力があって、はじめて氷点下の森や貯蔵樽は出来るのです。

■飛騨高山で最も老舗蔵元が「生みの親」

リンク先 HIDABITO.jp  参照
リンク先 HIDABITO.jp 参照

「氷中貯蔵 熊の涙」は飛騨高山で最も歴史深い蔵元「平瀬酒造」が、ご当地酒として初めて出した他にはないお酒です。

不純物の少ないのが特徴の飛騨の水と、優良な酒造好適米「ひだほまれ」を100%使用しています。

■飛騨高山を代表とする人気観光スポットが「育ての親」

氷点下の森は「飛騨高山の冬の風物詩」と呼ばれ、その氷のアートの雄大さと芸術性は多くの観光客を魅了します。そんな氷点下の森の代表的なウォッチングポイントに、氷中貯蔵熊の涙が眠る「全て氷に覆われた氷中蔵」があります。

熊の涙が美味しく熟成する為に必要な安定した低温。それを実現させるのが氷点下の森の氷柱と言えます。

 

このお酒の開発に携わった氷の王様「小林繁」の亡き後を引き継ぎ、長男小林徳博(こばやしのりひろ)さんは自らを「氷の守人」と名乗り、毎年素晴らしい氷の世界を作り出しています。


■なぜ2000本しか製造できないのか

 最大の理由が氷中樽にかける山の水が、樽一個分しか確保できないことにあります。

 氷点下の森は秋神温泉を囲む広大な敷地の木々に水をかけ、氷の自然美を演出します。その為、大量の山の水を利用する訳ですが、氷点下の森の生みの親(故)小林繁氏は生態系を壊すことのないよう最大限の気を配りながら氷造りを行いました。人間の欲によって、自然が破壊されるようなことは一番嫌う方でした(現に秋神温泉には人間の手によって絶命されそうな山野草が多くも移植されています)。本当は山の水を利用することも可能で、貯蔵樽を二つ分くらいの山の水を確保することができます。しかし、繁氏の後を継いだ氷の作り手である「氷の守人(もりど)」こと小林徳博もそれは行いません。そもそも山々の恵みがあるから人間が生きていられることよく理解されています。

 つまり、一つの樽の貯蔵できる限界量は2000本ですので現状はそれ以上製造することができません。蔵元平瀬酒造で瓶詰めされた商品は、まずは箱に梱包され、次に氷点下の森(秋神温泉)に運搬され、その箱ごと貯蔵樽に入れます。樽自体が円柱の形ですので箱のまま樽入れすると樽と箱の間に隙間が生まれるわけですが、次はその隙間に瓶が割れないよう細心の注意を配りながら一本づつ手作業で瓶を詰めていきます。手間暇かけて隙間なく樽にびっしり瓶を入れると、なんとか2000本近くの日本酒を貯蔵することができるのです。

■なぜ他の店で購入できないのか

 毎年3月末に氷点下の森から「氷中貯蔵 熊の涙」の樽出しを行いますが、この時すでに製造本数の80%近くが予約の売約済みとなっています。市場に出回るのは残り20%のみとなります。この本数ですと販売店が多くても意味がありません。ですから、高山市の中でも氷点下の森がある「朝日町」の酒店でしか販売しておりません。岐阜県及び高山市街のどの酒店に行っても目にすることも手に入れることもできないのです。それが幻の酒を言われる由縁です。